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研究所からライフサイエンス関連のちょっとした話題を綴ります。
三国志・曹操の墓
ILM2007_01_0034.jpeg
中国三国志の英雄である曹操。
昨年末にこの曹操の墓と見られる遺跡が発見されたと発表がありました。
(河南省安陽市安陽県安豊郷にあるそうです)

が、出土品の真正度に疑問の声が上がり、
また映画レッドクリフが大ヒットを続けていた中での発見だったため、あまりにタイミングが良すぎて真偽のほどをめぐり結構な論争になっています。

そこで、中国政府が先月ものすごい政策を発表しました。
本当に曹操の墓かどうかを証明するため、なんと全国の曹姓の男性から遺伝子情報を集め、男性だけが持ち、父親から息子へと脈々と受け継がれるY染色体を解析し、曹操の家系の特有性を推断し、
墓から出土した遺骨のY染色体と比較し、科学的な結論を出そうという方法です。

いや、スケールが違いますね。
中国全土の曹姓の男性って何人いるんでしょうか?
っていうか、ほんとに全員分集められるのでしょうか?採取は強請??

いろんな側面から興味津々です。
で、この手法って本当に「科学的」なんでしょうかねぇ・・・
桜のクローン
京都にある世界遺産・仁和寺。
境内に御室桜(おむろざくら)といわれる桜の木があります。
国の名勝とされています。

この桜、通常の株分けではうまく花が咲いてくれないそうで、増やすことが困難とされていました。
そこで、バイオテクノロジーを活用して、完全コピー(クローン)を作成、
増やすことに住友林業さんらのチームが成功したそうです。

歴史的に重要な文化財とも言えるものですから、最新の技術が役に立ったことは喜ばしいことです。
どうしても批判的な側面の多いクローン、こういうアプローチは一般の方にはどううつるのでしょうか・・・

関係ありませんが、仏教でいう輪廻転生、
この技術で新しく生まれた仁和寺のクローン桜の魂はどこから来たのでしょうね。
ニュートンのリンゴ
リンゴの木からリンゴが落ちてきて、ニュートンが「万有引力の法則」をひらめいたという逸話は有名です。
実はリンゴではなかったとか、その前に法則としては完成していたとか、これまた色々な噂がありますが、
この度Royal Societyがその逸話の原文をネット上に公開しました。

公開されているのは、ニュートンが万有引力の法則を発見したときの逸話を、後に同僚のウィリアム・ストークリがまとめた1752年の伝記の原稿などです。
最新のソフトを使うと、まるでページをめくっているかのように閲覧できるとか。

早速私も見てみようとトライしましたが、
使っているマックが古い物なので、そんな最新ソフトに対応せず、見ることができませんでした・・・
まあ、みれたところで中身が理解できるのか、いや、流ちょうな筆記体が読めるのかという問題の方が大きいかも知れませんが。。

きれいに編集された論文を読むのも面白いですが、
このように当時の原文をそのまま読めるというのは、息づかいが聞こえてくるようで楽しいですね。
パソコン新しくしたら再度挑戦しようと思います(悲)

新しいエイズ治療
ソウル大学から興味深い研究成果が発表されました。
その手法はブロッカーでも抗生物質でもない、新しいエイズ治療の可能性があるとのことです。

エイズは人の免疫細胞に感染し、免疫力を弱らせてしまう疾患ですが、
この免疫細胞に感染する際にCCR5というたんぱく質を足場にすることがわかっています。

今回の研究成果は、このCCR5たんぱく質をつくる遺伝子そのものを、
細胞から除去してしまい、エイズ感染の足場を取ってしまうというものです。

CCR5自体はそれほど重要な役割を担っていないと考えられていますので
(実際この遺伝子に変異がある人でも何ら変化がない)、
それなら取ってしまおうと言うことですが、これがそう簡単ではありません。

細胞を破壊して抽出したゲノムであれば、
「制限酵素」という酵素を利用して簡単に遺伝子を切断することができますが、
生きた細胞が相手となるとこの手法は使えません。

今回の発表はこの手法そのものがポイントであり、
生きた骨髄細胞からCCR5遺伝子を切り取り、
結果としてエイズ治療の可能性を示唆していますが、
この技術が本当に使えるシロモノなら、様々な応用がきく基幹関技術になり、
それこそノーベル賞候補になるでしょう。

今後、他の研究者によって再現性や確立などについて追従が行われるでしょうから、
ソウル大学の発表にしばらく注目したいと思います。
インフルエンザ対策の派生効果
定点観測

国立感染症研究所の感染症情報センターというところでは、
毎週各地の医療機関からの報告・情報を集めて、各種感染症の発症状況をまとめています。
(HPから誰でも見ることができます)

11月30日~12月6日の報告では、感染性胃腸炎73%減、水ぼうそう・マイコプラズマ肺炎27%減、突発性発疹17%減など、合計12種類の感染症方向数が、過去5年間の平均よりも下回っていたとのことです。

主要要因としては、今年急激に警戒された新型インフルエンザの影響で、
マスクをして外出したり、アルコール等での除菌、手洗いうがいの徹底、子どもへの対策などが、
半ば社会現象になるくらいまで行われたことが上げられるでしょう。

とくに感染性胃腸炎(多くはノロウイルス)などはその影響が大きいようで、
徹底したインフル感染防止が思わぬところで効果を発揮しているようです。

私も一昨年ノロウイルスにかかり大変な思いをしましたが、
あの時今のような対策をしていればかからなかったのかも知れませんね。
あの体験は、思い出すだけでもげっそりします。


過度な清潔環境をつくることは、かえって子どもたちの体を弱めるという話もあります。
ある程度は免疫の多様性をつくるためにも目をつぶらないといけない面もあるかと思いますが、
他の原因等でのアレルギー増加などの問題もありますので、不潔な環境が良いというわけでもありません。
結局は他人任せにせず、親がきちんと1人1人の子どもの体質体調を把握して見てあげることですね。




バイオスケープコンテスト
バイオの世界はミクロなものを扱うことが多いです。
DNAにせよ、タンパク質にせよ、微生物にせよ、ふつうの顕微鏡でその微細構造を見ることは難しいです。

見えないものを見たいというのが人間の性。
そこで近年は蛍光タンパク質などを利用して、色をつけて観察することがあります。

蛍光タンパク質は昔は緑色くらいしかなかったのですが、
最近は赤やら黄色やらいろいろな蛍光がありますので、
色付けした生物構造の写真というのはとてもきれいなものになります。
さらに、デジタル処理もコンピュータ系の能力向上で格段に上がっていますので、
大げさに言うとそのままアートになりそうなものまであります。

ふつうあまり見掛かける機会もないと思いますので、
「バイオスケープ」で検索して、その綺麗な?世界をのぞいてみてみるのもよいかと思います。
万能細胞から心筋細胞
慶応大学医学部が、万能細胞から心筋細胞だけを選択的に取り出すことに成功したと発表がありました。
万能細胞と慶応大学といえば、山中先生のiPS細胞が有名ですが、再生医療の分野で他の研究室もすばらしい成果をあげているんですね。

万能細胞はどんな細胞にもなることのできる便利な細胞。
心臓だろうが肝臓だろうが脳細胞だろうがなんにでも変化します。
が、100%制御することができないので、目的外の細胞がまじったり、ガン細胞かしたりと安全性に大きな問題が残っています。

今回の技術は、目的外の細胞を選択的に「ほぼ」除くことができるというもの。
安全性や移植後の着床率が飛躍的に向上したみたいです。

もちろん、これで即臨床試験というわけにもいかないでしょうが、
こういう技術の積み重ねが将来のブレイクスルーを生むんでしょうね。



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