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研究所からライフサイエンス関連のちょっとした話題を綴ります。
ES細胞研究の差し止め
iPS細胞の話題が中心となり、最近あまり聞かなくなったES細胞。
万能細胞とも呼ばれ、どんな細胞にも分化することのできるマルチ細胞です。
心筋をつくれば心臓が、神経細胞にさせれば脳の一部が、肝細胞をつくれば肝臓が等々、
目的の臓器を培養で作ることができれば、臓器移植の問題も一気に解決することができる技術です。

ただし、このES細胞を作るのには「受精卵」が必要となります。

人は何時から人なのか。

哲学的なこの題目、卵子と精子が合体した時を人とすれば、ES細胞を作るのには人の命が必要と言うことになります。

この辺の問題に非常に敏感な米国。
ブッシュ政権ではES細胞研究は完全に凍結。キリスト教右派の影響が大きいようです。
しかしオバマ政権ではこの影響目少なく、事実上研究凍結は解除され、研究は推進されていました。

が、ここにきてまた連邦地裁が仮差し止め命令。
キリスト教右派の医師団が求めたそうですが、このままではとても解決の道があるようには思えません。

まあ、おそらくこんなやりとりを続けているうちに、他の手段でES細胞かそれに変わる細胞が開発できるようになります。
すでにそれに近い技術発表もありますし。


バイオテクノロジーは必ず倫理観という壁にぶつかります。
研究者のエゴでこの壁を越えてはなりませんが、無闇に壁を高くすることも、それを待っている患者さんへの不利益となりかねません。

現在のような問題の主要因に、情報開示の少なさ、つまりは国際的な知的財産権の保護のありようがあるのではないでしょうか。
この辺を国際的にきちんと解決しないと、いつまでたっても変わらないでしょうね・・・
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妊婦と魚介類(水銀摂取の管理)
以前は体温計などでなじみの深かった水銀。
今はデジタル式が増えて、現代の子どもたちの中には水銀式体温計なんて知らない子もおおいんでしょうね。

私は子どもの頃、体温はかっている途中に体温計がわれて水銀が体に附着し、保健室の先生などが大騒ぎした記憶があるのですが、そのころはどうしてこんなに慌てているのかわかりませんでした。

さて、話を戻して水銀摂取による胎児への悪影響について。
近年、妊婦による魚介類摂取が胎児に影響を及ぼすとして水銀が再び話題になっています。

魚介類は食物連鎖を通じて水銀が堆積しやすいことは確かで、まったくリスクがないかといえば嘘になります。
ですが、その含有率は一般的に非常に低く、通常生活している範囲で魚介類を摂取する以上は殆ど影響がないといえます。
ただ、それでもやはり体の中にいる子どものこととなると心配になるのが母親。
風評被害を避けるため、国は妊婦による魚介類摂取の種類による量目安を公表していますが、この度一部改正されました。
キンメダイ・メバチマグロ・クジラ類などは週1回、
ミナミマグロ・クロムツなどは週2回までにしましょう等となっています。
(詳しくは下記参照)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/index-a.pdf

もっとも厳しく制限されているのがバンドウイルカ。
2ヶ月に1回となっていますが、一般的にあまり食べる機会ってありませんよね・・・??


今話題の映画でもイルカ摂取による水銀リスクについて紹介しているそうですね。
どこも上映していないので、見るすべもありませんが・・・・

アレルギー表示の追加
6月4日より製造・加工・輸入される食品には、新たに「えび」「かに」のアレルギー物質の表示が義務づけされます。
現在は「小麦」「そば」「卵」「乳」「落花生」の5品目が表示義務になっていますが、あたらに2項目追加されると言うことですね。

最近は色々なアレルギーがあるそうで、表示義務はされていないが推奨されているものだけでも、
あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
と、18項目もあります。

山芋はなんとなくわかります。かゆくなりますから。
イカはうちの子どもがアレルギーです。
まつたけは・・・、すいません。すごいちっちゃいのしか食べたことないのでよくわかりません・・・(悲)
「松茸網焼きで食べるとかゆくならない?」とか言ってみたいです。
(まつたけアレルギーの方ごめんなさい)


みなさん、4日以降に食品のアレルギー表示欄を確認下さい。
W杯南アフリカ
来週10日にはサッカー日本代表が発表されますね。
ワールドカップまでもう少し、現地に行かれるという方もいるかと思います。

そんな中、WHOが南アフリカを訪れる旅行者に、リフトバレー熱に対する警告を発表しました。

リフトバレー熱はウイルス性の熱病で、症状はインフルエンザ症に近く、南アではすでに今年172人が感染して15人が死亡しているといいます。
通常はそれほど強い症状が出ることもなく、数日で治まるはずなのですが、この死亡者の多さは何なのでしょうか・・・。

媒介するのは動物や「蚊」。
外出するときには虫除けスプレーや長袖長ズボンを着用する、ホテルでは蚊取り線香みたいなものを念のため使用するのがよいかと思います。

ちなみに、ヒトからヒトへの感染はないとされていますので、新型インフルのような混乱は避けられそうです。



組換え遺伝子作物の普及
他種からの遺伝子が組換えされている作物である組換え作物。
日本ではあまり良い印象を消費者に与えないため、「組換え作物を使用しておりません」といういわゆるノンGMが様々な商品に記載されています。

しかし、最近この流れに変化が起きています。

牛乳や卵、食肉などそれ自体は組換えではないですが、飼料として使用されるトウモロコシなどの作物について、いよいよ組換えでないノンGM飼料の確保が難しくなってきたからです。
実際、アメリカでは飼料用トウモロコシの実に90%はすでに組換え作物。
日本はほぼ全ての飼料を輸入に頼っていますので、ここからノンGMのみを輸入するのはかなり困難なのがおわかりかと思います。

すでにいくつかのスーパーにおいて、いつの間にか「ノンGM」とされていた牛乳や卵・肉が「不分別」に変わっているのが少なくありません。
この不文別という名称も苦しいですよね。イコール「組換え作物を使用しています」ということです。
(こういう曖昧なことをしているからかえって消費者不振を招く結果になる)


一部では企業努力の結果、ノンGMで製造されている物もまだあります。
ただ懸念が残るのは、9割が組換え飼料が栽培されているアメリカにて、川や道路1本挟んでノンGM作物を栽培してる所から収穫した作物は本当にすべてノンGMであるかということです。
植物は花粉によって受粉しますので、だれもこの花粉の動きまでは完全に制御できません。


作物のGM化という時代の流れは変えられません。
組換え作物にたいする正しい知識を持つこと、低価格と安全・安心を両立するということの限界を知ること、そしてグローバルな視点で見たときに今の作物栽培法では全世界の人口を養っていくことは不可能になっていくことなど、様々な観点からもう一度GMについて考える時期に来ているのかも知れませんね。
ハリウッド女優の全ゲノム
ヒトゲノムの全解析が終了したと世界で宣言されて早数年。
30億を超える塩基配列(ATCGの並び)を解読するのに、当時は1000億円以上の費用と30年程の時間がかかるとされていましたが、一昨年頃から市場に登場した「次世代シーケンサー」のおかげで、今は数百万円で1ヶ月もあれば解読できるようになりました。

この度「危険な事情」などの主演で知られる女優グレン・クローズ氏の全ゲノム配列を解析したと、イルミナ社が発表しました。このイルミナ社、先述の「次世代シーケンサー」を開発販売している会社です。

なんでもクローズ氏は家族に統合失調症の患者がおり、精神疾患の啓蒙活動をしている方らしく、今回のゲノム情報提供は1日も早く精神疾患に関わる遺伝情報を解析し、治療に役立って欲しいという願いがこめられているとのことです。
電話番号とか住所がちょこっと漏れただけで大騒ぎする昨今、究極の個人情報を提供してしまうこのスピリットはすばらしいですね。

数年後には自分の全ゲノム情報を読むのに1000ドルでできるようになるのが業界の目標値。
生きている間には、自分の全情報を一度は見てみたいと思います。
(といってもATCGがずらーっとならんでいるだけで、それだけでは面白くも何ともないですが・・・)
三国志・曹操の墓
ILM2007_01_0034.jpeg
中国三国志の英雄である曹操。
昨年末にこの曹操の墓と見られる遺跡が発見されたと発表がありました。
(河南省安陽市安陽県安豊郷にあるそうです)

が、出土品の真正度に疑問の声が上がり、
また映画レッドクリフが大ヒットを続けていた中での発見だったため、あまりにタイミングが良すぎて真偽のほどをめぐり結構な論争になっています。

そこで、中国政府が先月ものすごい政策を発表しました。
本当に曹操の墓かどうかを証明するため、なんと全国の曹姓の男性から遺伝子情報を集め、男性だけが持ち、父親から息子へと脈々と受け継がれるY染色体を解析し、曹操の家系の特有性を推断し、
墓から出土した遺骨のY染色体と比較し、科学的な結論を出そうという方法です。

いや、スケールが違いますね。
中国全土の曹姓の男性って何人いるんでしょうか?
っていうか、ほんとに全員分集められるのでしょうか?採取は強請??

いろんな側面から興味津々です。
で、この手法って本当に「科学的」なんでしょうかねぇ・・・

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